こざさのぶろぐ

アプリケーション開発における備忘録や思ったこと

買わせるの心理学で参考になった4つのこと

今回はこちらの本を読んでみました。
[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61

題名の通り、商品を買ってもらうためにどうすれば良いかが書かれてある本です。
こちらの本の素晴らしいところは、技法が61個紹介されているのですが、
WEBサイトで活用するためにはどうすれば良いか、具体例として書いてあるところです。

例えば、人は目線を向ける方向が左の場合は過去、右を向ける場合は未来を想像しているといいますが、
こちらをWEBサイトとして活用するのであれば左は過去である戻るボタンを、右は未来である進むボタンをつける方が
矛盾などないためこの設計は間違えないこと。
など具体例を記載しています。

今回はその読んだ本の個人的に参考になった点を紹介します。

人は多くを選べない

日常で何かを買うときに選べるものが多すぎて何を買えば良いのかわからない!となった経験はないでしょうか?
本書に記載の研究結果では、
ECサイトにて商品を6種類並べたときは30%の人が購入し、24種類では3%の人が購入する
と記載されていました。

こちら確かに納得で、選ぶものが多ければ多いほど何が良いのかさっぱりで購入しなくなるなと思います。
商品を並べる際はできる限り少なく、ユーザーが選びやすいようにしましょう。
ただ、例外はあってユーザーが商品を検索したりなどできる限り多くの商品をみたいと思うケースもあるので
ケースバイケースとなりそうです。

返報性の原理

こちらは、何かを受け取った時にお返しをしなければならないという原理で、
ユーザーは思っていたよりもより良いサービスを受けたらもっと良い気分になって
お返しをしたくなると言った原理となります。

ECサイトなどで商品を買ってもらって送った際に、手書きの手紙を入れておくなどすれば、
良い意味で想定外でユーザーはより良い気分になってリピートしてくれる可能性があると言ったことが紹介されていました。

## 努力する人を人は応援したくなる よく店頭などで、「発注ミスで在庫抱えすぎました」とか書いてある商品って見たことないですか?
それを見て同情して商品を買ってあげること人って多そうですが、
それがこちらの心理を利用した販売方法みたいです。

人は頑張ってる人を応援したくなる性質があるので、
発注ミスして頑張って売ってるんだなと同情して商品を購入してくれたりするそうです。 また、商品を売るときに商品の製造過程を載せておくと、
努力を見てもらい商品を買いたくなると書かれていました。

タイトルに情報は全て載せない

ブログだったり、Youtubeとかで「〜をするためには??」とか答えをあえて書かないタイトルが多いです。
これはあえてタイトルから記事または動画に飛ばして内容を確認してもらう手法で、
商品に興味を持ってもらうためにつけるとアクセス数が伸びるとのことでした。

商品がよかったとしても、そもそも興味を持ってくれない、見てくれないのであればどうしようもないので、
こういう手法を使ってアクセスして興味を持ってもらう方法を知っておくのも良いですね。

第一印象でがっかりさせない

やっぱり第一印象はとても重要です。
第一印象で今後の接し方、印象がグッと変わってくるもので、
例えばECサイトのトップページにアクセスしたときに、90年代のWEBサイトみたいな感じで出てきたら、
商品も古そうだなとか、かっこよくないなとか思ってしまうと思います。

例え商品がよかったとしても、なんだか悪い印象がなかなか取れなかったりして
せっかくの商品を揃えてたとしても無駄になってしまいそうです。

なので、第一印象、WEBサイトでいえばTOPページの見栄えは特に気をつけた方が良さそうです。 4

終わりに

以上、僕が本書で個人的に参考になった5つの点を紹介させていただきました。
手法が61個ある中5つをすごいざっくりと説明させていただいたので、
ちゃんとじっくり読んでもらった方が良いと思います。
よかったら読んで見てくださいね。